寿司はネタだけでは決まらない。

魚を吟味し、シャリで受け止め、
目の前のお客様に合わせて仕立てる。
それが、鮨吟心掴の考えるおまかせです。

魚が嫌いだった料理人が、天然魚に魅せられた。

料理の世界に入る前、大将は魚が得意ではありませんでした。
けれど修業の中で出会った本物の魚が、その考えを変えました。
養殖の魚とは違う、天然魚の香り、脂、季節感。
春夏秋冬、その時期にしか味わえない魚の力。
そこから、魚を追求する日々が始まりました。
今、鮨吟心掴で大切にしている“天然魚”や“旬”は、単なるこだわりではなく、大将自身の鮨人生を変えた原点です。

奈良、東京、ホテル、北新地。
積み重ねてきた寿司の時間。

18歳で和食中心の鮨割烹へ。
奈良の高級寿司店、東京の寿司店、ホテル阪神の寿司店立ち上げを経て独立。その後、北新地で長く寿司と向き合い続けてきました。
本場の江戸前と、関西で求められる寿司。
その両方を体感してきたからこそ、鮨吟心掴には、型に寄りすぎない柔らかさがあります。

シャリが変われば、魚の印象まで変わる。

鮨吟心掴が、特に大切にしているのがシャリです。
赤酢、林檎酢、黒酢。
それぞれの酸味と香りを重ね、昆布とともに寝かせることで、角のない、魚を邪魔しない味わいへ。
強すぎるシャリではなく、弱すぎるシャリでもない。脂、香り、余韻を受け止めるためのシャリ。
一貫目から最後まで、心地よく食べ進められる理由がここにあります。

ネタの味を、潰さないために。

醤油もまた、鮨を大きく左右します。
濃すぎれば魚の繊細な香りを消してしまう。薄すぎれば、輪郭がぼやける。
ネタの味を引き立てるために醤油も店で仕立てます。
品物によっては隠し包丁を入れ、醤油の乗り方、口に入った時のほどけ方まで考える。派手な演出ではありません。
食べた時の違和感のなさに、仕事が出ます。

決まったコースにしない。その方が、面白いから。

すべてを決めておく方が、店としては簡単です。
それでは目の前のお客様に合わせきれない。
お酒をどのくらい飲まれるのか。
今日は鮨を中心に楽しみたいのか。
一品を挟みながらゆっくり過ごしたいのか。
会話の中から好みを汲み取り、その日の流れを組み立てる。
鮨吟心掴のおまかせは、大将に任せる安心と、自分に合わせてもらえる心地よさが同居しています。

7席だから、見えることがある。

心掴は、カウンター7席の小さなお店です。
大きな店ではできない距離感。一人ひとりの食べる速さ、会話、表情、酒の進み方。
そうした小さな変化を見ながら、次の一品、次の一貫を考える。
近すぎず、遠すぎず。肩肘張らず、きちんと特別。
この距離感こそ、鮨吟心掴の体験です。

初めてでも、どうぞ気負わずお越しください。

高級鮨というと、少し緊張するかもしれません。
けれど鮨吟心掴が大切にしているのは、形式ばった高級感ではありません。
旬の魚を味わい、大将との会話を楽しみ、その日だけの流れをゆっくり過ごすこと。
接待や会食はもちろん、記念日、デート、おひとり様でも。
鮨が好きな方に、静かに楽しんでいただきたいお店です。

その日のあなたに合う鮨を、西天満で

カウンター7席のみのため、
ご来店の際は事前のご予約をお願いいたします。
接待・会食・記念日・おひとり様のご利用まで、
お気軽にご相談ください。